2019年8月27日火曜日

マウンテンバイク全日本選手権2019

開催期日:2019年7月21日 
会場:秋田県田沢湖
カテゴリー:男子エリート
リザルト:19位−1LAP
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ所々ウェット

・年に一度の大勝負。私はこの1年間で、2つのピークを作っている。その一つが、この全日本マウンテンバイク選手権。これは2年後のデフリンピックを想定して、チーム全員で力をあわせて取り組んだ。
・スタートは2列目。山本幸平がいる前日本で完走するためには、前位置でレース展開する必要があり、スタートから下りにかけて全力で駆け抜けて、10番手でシングルトラックに入ることに成功した。
・下りで踏みすぎてしまい、少しバテてしまった。これも全日本のスピードだということは、イメージできていたので、バテる前に乳酸処理をしっかり行って、自分と同等レベルのパックに入り込んで、ペースを作っていった。
・ゴール手前の難しいロッククライミングでは、1周目は慌てて失敗して降りたけれど、2周目からは、久美さんに言われたことを思い出して、一息ついて登るということを意識してからは、上半身が楽になり、それが5周目までリラックスすることを意識しながら走ることができた。
・フィードワークもとてもよかった。まだ改善点がたくさんあるけど、無言でしっかりサポートしてくれたことが凄く励みになった。氷ワークも良く、しっかりと自分の今の実力を全て出し切ることができた。結果は完走ならずだったが、自分の中では、山本幸平がいる全日本で完走することが、僕のステイタス、デフリンピックに向けてのバロメーターとなったことが、今回の大きな収穫。そして最初から攻めの走りができたのは、大きな自信となった。

反省点
・濡れている路面を高速で駆け抜けるので、いつもよりミスが多かった。
・タイヤのセレクト、今回はオールマウンテン系のタイヤ(ミトスなど)がよかった。

今後の課題
・高低差の少ないパワーコースの苦手意識は少し脱却できたと思う。ロードの経験が活きていると実感。どんなコースでも強い選手になるためには、独走力とテクニカル区間で休みつつ高速で走る技術が必要なので、今後はそれを意識して練習に取り組んでいきたい。










【使用機材】
メインバイク:MERIDA BIGNINE 2017モデル
タイヤ:IRC ミブロフォーマラソン:FR1.4ber
コンポーネント:XTR9100 34T
サスペンション:SR
ホイール:インダストリーナインi9 640ノッチ

【日本ろう自転車競技協会 サポート】
株式会社 和光ケミカル 様
株式会社 東京マルイ 様
株式会社 Champion System 様
株式会社 OGK Kabuto 様
株式会社 Salomon様
株式会社 隼 様
株式会社 梅丹本舗 様
株式会社 GOBZIB 様


Breck Epic 2019

ロッキー山脈の険しいオフロードを舞台に、6日間総距離386km、獲得標高12200mを超える世界でもトップレベルのステージレースを完走するという、僕の一つの夢を叶えることができました!!!!^ ^

Breck Epic2019

STAGE 1
PENNSYLVANIA CREEK 
58.3km 獲得1786m
リザルト:完走 3時間59

STAGE 2
COLORADO TRAIL
66.5km 獲得2036m
リザルト:完走 5時間6

STAGE 3
MT.GUYOT
62.8km 獲得2093m
リザルト:完走 4時間41

晴天率の高いブレックだが、珍しく初日から天候が怪しい。日本の秋が終わる頃の冷えこみに近いかなー。我らのyukiさんのブログに、ドロップバッグ(各エイドに置くもの)には、必ずレインジャケットを入れると書いてあったのを思い出し、万全な準備をしてステージ1が始まる!今年はUCIレースになったため、ポイント狙いのプロたちは初っ端からダッシュして遥か彼方へ。僕は滞在期間が短いのもあって、自分のペースで高地順応していくのが目的、75%の力で進めるが、途中から雨がザーザー。この雨がひどかったのです(T ^ T)3500m地点でレースをしてるので、雨がめちゃくちゃ冷たいんです!レインジャケットを着るが、トレイルが重馬場になり心拍はショック療法並み、雨で深くなった川を通過するたびに体がどんどん冷えていって、3時間後に少し低体温症気味になって大失速。めちゃ想定外で凹んでるときに、Colorado兄さんがコップを渡してくれて飲んだらウィスキー。よくある笑。おかげで無事に完走、。もうこの時点でボロボロ、、灰人化。。

ステージ2のColorado Trail。やっと晴れたよ!みんな口を揃えて言うのはこのステージが一番楽しい!と。確かに素晴らしいトレイル、アメリカの大自然が凝縮されてる!^_^Colorado爺ちゃんの異次元なダウンヒルに付いていくと、あっけなくダブルパンク、、。ここでアメリカの洗礼を受けました。サンタクルーズのリム(小川輪業)が頑丈で良かった。かなりタイムロスしながらも何とかフィニッシュ。僕のマシンは、ハードテイル(前だけサスペンション)なので、テックサービスでミブロフォーマラソン から、IKON2.35にチェンジ。エア高め。ステージ3の尖ったガレ下りと、延々と続くロックガーデンがあると聞いたので対策しておく!

ステージ3は、ヤバイ。。4000m級の山岳をネイビーシールズハイク。もう辛いわと思ったけど、亡き箭内ライアン(シェパード)に追われたり、壮大な景色+残雪の上を走ったりして、メンタル回復!スノーアタックは、宇都宮シクロクロスの泥キャンバーの経験が活きてくれた笑。ブリッケンリッジに来てから一番体が動いてくれ、まあまあ自分を出せたかなと思う^_^でも、ばあちゃんや爺ちゃん、そして日本では見ないMTBタンデム(二人乗り)速すぎるわ、勉強になる^_^レースが終わるとすぐに洗車や食べ物のサービスがあるのですが、ボランティアの子どもたちが率先して丁寧にバイクを洗ったり、サンドウィッチを作ったりしていました^_^それ自体を楽しんでいるという、素晴らしい文化に触れることができました^_^

STAGE 4
AQUEDUCT
67km 獲得2082m
リザルト:完走 4時間36

STAGE 5
WHEELER
38.6km 獲得1690m
リザルト:完走 3時間55

STAGE 6
GOLD DUST TRAIL
47km 獲得1205m
リザルト:完走 2時間50

UCIポイント獲得

低体温、ダブルパンクなど激動の前半戦を終え、落ち着くかなと思ったら、ステージ4のAQUEDUSTもまたイジメです・・笑。登りは得意な方なんですが、ここでは登りというよりはテクニカルでパワークライムの区間が多く、うまく乗車できないとかなり足が削られます。はい、否が応でも削られました・・笑。

ステージ5WHEELERは、エグい。4000m地点近く、ここで神父さんを登らせて結婚式とは・・笑。焼いてくれたベーコンを渡してくれ、とても美味しかったですが、まだ噛み切れないまま、ロッキーの容赦ないボディーブローのダウンヒルに入る。次、参加する時は、必ずフルサス・ドロッパー必須ですよ!

僕が一番足に来たのは、ステージ6UCI男子エリート、女子エリート、一般という順番でスタートします。獲得標高、距離が短い分、スピードがえげつない。たったの3分間、世界のスピードを体感できたのは、大きな収穫でした^ ^ラストのフィードは、ビールでした笑

最後に、ゴール後いきなり呼ばれてインタビューされました(動画)。手話通訳、日本語通訳全くなしで、ぶっつけ本番・・身振りで伝わるよう頑張りました笑。この大会には、様々な言語を持つ人たちが集まっている。「それが魅力的だ!」多種民族、公平にリスペクトし合うアメリカらしい考え方でした^ ^


マウンテンバイク全日本選手権2020

開催期日:2020年11月8日  会場:富士見パノラマ カテゴリー:男子エリート リザルト:16位完走( 詳細はこちら ) 天候:晴れ コースコンディション:ほぼドライ 全日本選手権2019年 から1年4ヶ月。 本来なら9月に開催されるはずの全日本だが、 新型コロナウイルス感染...