2020年11月21日土曜日

マウンテンバイク全日本選手権2020

開催期日:2020年11月8日 
会場:富士見パノラマ
カテゴリー:男子エリート
リザルト:16位完走(詳細はこちら
天候:晴れ
コースコンディション:ほぼドライ


全日本選手権2019年 から1年4ヶ月。
本来なら9月に開催されるはずの全日本だが、
新型コロナウイルス感染のため11月に延期された。
ここはスキー場なので場合によっては
極寒のレースになるのではないかと想像したが、そうでもなかった。
空気はひんやりするが、最高に気持ちい天気!
レース前日のマネージャーズミーティング。
今回は、日本ろう自転車協会の手話通訳(田村梢さん)と帯同。
普段なかなかないので、より気が引き締まる。

バイクのメンテナンスは、
いつもの小川輪業商会様の出張所にて
いつも通りのメンテナンスをしていただきました
ありがとうございました!!

コースの試走は、小笠原監督と梢通訳と。
今回のコースはほぼ例年通りのレイアウト。
大岩を超えた後のロック上りだけが難所。
状況を見て、バイクから降りるか進むかの判断が重要となる
2つの走行ラインを決めておいた

レース当日
今回は小嶋太郎君がピットに入ってくれる。
いつも全力で応援してくれる相棒!
ウォーミングアップ20分、高回転30秒を3発。
富士見は標高が高いので、あえて体に高い刺激を与えておく。

コールアップ12番目。
今回は、UCIポイントを持っているので、
3列目スタートになる。
またソーシャルディスタンスで、
5人ずつの列に。スタート後は一斉に詰めてくるので
そこだけは注意しながらスタートダッシュ!

先頭は、東京オリンピック日本代表の山本幸平選手。
続いて若手たちが幸平選手を追い、物凄いスピードで周回を重ねていく。

序盤を終える頃には、もう乳酸いっぱいな状態。
まだ4周回もあるのかと思ったけど、
足はかなり動いてくれている。不思議なくらい。

残り2周回
後方の選手はどんどん足が切られてしまい、
足切りのタイムが迫ってきているのがわかる。
全集中!スピードを落とさず苦しくても前へ!

TEAM SCOTT の松本選手とランデブーが長く続く。
フルサスあるなしで、走行ラインが全く変わる。
当然フルサスの方が速いので、それを補うために
小手先いろいろ使いながらバイクを進めていく。

大岩セクションを超えると
着地点にまた岩があって、
そこでリアにガツンと嫌な感覚が。
でも幸いパンクはなし。セーフでした!

ファイナルラップ!
最後のゲレンデ坂でアタック!!!
足がちぎれそうだったが、
小嶋太郎選手が走りながら応援してくれたので
これは体壊れても踏むしかない笑

ゴール!!!
東京オリンピック日本代表と、同一周回完走!!
ピットもうまくいったし、チームで勝ち取った
過去最高の、エリート16位完走!


SR SUNTOURの阿部 剛士 様と。
ゴールで待っててくれてありがとうございました^ ^
来年はもっといい成績を残せるよう頑張ります。

コロナ渦の中開催された全日本選手権。
関係各位には心よりお礼を申し上げます。

来年はいよいよデフリンピックシーズン

オリンピック
パラリンピック
デフリンピック

史上初の同年に3つの大会が行われる
特別なシーズンとなります
世界一になる夢を持って
聞こえない子供たちのためにも
代表に選ばれるように、

僕は走り続けます!!

Photo by 伊東 秀洋 様


【使用機材】
メインバイク:MERIDA BIGNINE 2017モデル
タイヤ:IRC ミブロフォーマラソン:FR1.3ber
メインコンポーネント:XTR9100 フロント34T
サスペンション:AXON-WERX34 BOOST SR SUNTOUR
メカニック:小川輪業商会 様

【日本ろう自転車競技協会 サポート】
株式会社 和光ケミカル 様
株式会社 東京マルイ 様
株式会社 Champion System 様
株式会社 OGK Kabuto 様
株式会社 Salomon様
株式会社 隼 様
株式会社 梅丹本舗 様
株式会社 GOBZIB 様
株式会社 マルニ工業

2019年8月27日火曜日

マウンテンバイク全日本選手権2019

開催期日:2019年7月21日 
会場:秋田県田沢湖
カテゴリー:男子エリート
リザルト:19位−1LAP
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ所々ウェット

・年に一度の大勝負。私はこの1年間で、2つのピークを作っている。その一つが、この全日本マウンテンバイク選手権。これは2年後のデフリンピックを想定して、チーム全員で力をあわせて取り組んだ。
・スタートは2列目。山本幸平がいる前日本で完走するためには、前位置でレース展開する必要があり、スタートから下りにかけて全力で駆け抜けて、10番手でシングルトラックに入ることに成功した。
・下りで踏みすぎてしまい、少しバテてしまった。これも全日本のスピードだということは、イメージできていたので、バテる前に乳酸処理をしっかり行って、自分と同等レベルのパックに入り込んで、ペースを作っていった。
・ゴール手前の難しいロッククライミングでは、1周目は慌てて失敗して降りたけれど、2周目からは、久美さんに言われたことを思い出して、一息ついて登るということを意識してからは、上半身が楽になり、それが5周目までリラックスすることを意識しながら走ることができた。
・フィードワークもとてもよかった。まだ改善点がたくさんあるけど、無言でしっかりサポートしてくれたことが凄く励みになった。氷ワークも良く、しっかりと自分の今の実力を全て出し切ることができた。結果は完走ならずだったが、自分の中では、山本幸平がいる全日本で完走することが、僕のステイタス、デフリンピックに向けてのバロメーターとなったことが、今回の大きな収穫。そして最初から攻めの走りができたのは、大きな自信となった。

反省点
・濡れている路面を高速で駆け抜けるので、いつもよりミスが多かった。
・タイヤのセレクト、今回はオールマウンテン系のタイヤ(ミトスなど)がよかった。

今後の課題
・高低差の少ないパワーコースの苦手意識は少し脱却できたと思う。ロードの経験が活きていると実感。どんなコースでも強い選手になるためには、独走力とテクニカル区間で休みつつ高速で走る技術が必要なので、今後はそれを意識して練習に取り組んでいきたい。










【使用機材】
メインバイク:MERIDA BIGNINE 2017モデル
タイヤ:IRC ミブロフォーマラソン:FR1.4ber
コンポーネント:XTR9100 34T
サスペンション:SR
ホイール:インダストリーナインi9 640ノッチ

【日本ろう自転車競技協会 サポート】
株式会社 和光ケミカル 様
株式会社 東京マルイ 様
株式会社 Champion System 様
株式会社 OGK Kabuto 様
株式会社 Salomon様
株式会社 隼 様
株式会社 梅丹本舗 様
株式会社 GOBZIB 様


Breck Epic 2019

ロッキー山脈の険しいオフロードを舞台に、6日間総距離386km、獲得標高12200mを超える世界でもトップレベルのステージレースを完走するという、僕の一つの夢を叶えることができました!!!!^ ^

Breck Epic2019

STAGE 1
PENNSYLVANIA CREEK 
58.3km 獲得1786m
リザルト:完走 3時間59

STAGE 2
COLORADO TRAIL
66.5km 獲得2036m
リザルト:完走 5時間6

STAGE 3
MT.GUYOT
62.8km 獲得2093m
リザルト:完走 4時間41

晴天率の高いブレックだが、珍しく初日から天候が怪しい。日本の秋が終わる頃の冷えこみに近いかなー。我らのyukiさんのブログに、ドロップバッグ(各エイドに置くもの)には、必ずレインジャケットを入れると書いてあったのを思い出し、万全な準備をしてステージ1が始まる!今年はUCIレースになったため、ポイント狙いのプロたちは初っ端からダッシュして遥か彼方へ。僕は滞在期間が短いのもあって、自分のペースで高地順応していくのが目的、75%の力で進めるが、途中から雨がザーザー。この雨がひどかったのです(T ^ T)3500m地点でレースをしてるので、雨がめちゃくちゃ冷たいんです!レインジャケットを着るが、トレイルが重馬場になり心拍はショック療法並み、雨で深くなった川を通過するたびに体がどんどん冷えていって、3時間後に少し低体温症気味になって大失速。めちゃ想定外で凹んでるときに、Colorado兄さんがコップを渡してくれて飲んだらウィスキー。よくある笑。おかげで無事に完走、。もうこの時点でボロボロ、、灰人化。。

ステージ2のColorado Trail。やっと晴れたよ!みんな口を揃えて言うのはこのステージが一番楽しい!と。確かに素晴らしいトレイル、アメリカの大自然が凝縮されてる!^_^Colorado爺ちゃんの異次元なダウンヒルに付いていくと、あっけなくダブルパンク、、。ここでアメリカの洗礼を受けました。サンタクルーズのリム(小川輪業)が頑丈で良かった。かなりタイムロスしながらも何とかフィニッシュ。僕のマシンは、ハードテイル(前だけサスペンション)なので、テックサービスでミブロフォーマラソン から、IKON2.35にチェンジ。エア高め。ステージ3の尖ったガレ下りと、延々と続くロックガーデンがあると聞いたので対策しておく!

ステージ3は、ヤバイ。。4000m級の山岳をネイビーシールズハイク。もう辛いわと思ったけど、亡き箭内ライアン(シェパード)に追われたり、壮大な景色+残雪の上を走ったりして、メンタル回復!スノーアタックは、宇都宮シクロクロスの泥キャンバーの経験が活きてくれた笑。ブリッケンリッジに来てから一番体が動いてくれ、まあまあ自分を出せたかなと思う^_^でも、ばあちゃんや爺ちゃん、そして日本では見ないMTBタンデム(二人乗り)速すぎるわ、勉強になる^_^レースが終わるとすぐに洗車や食べ物のサービスがあるのですが、ボランティアの子どもたちが率先して丁寧にバイクを洗ったり、サンドウィッチを作ったりしていました^_^それ自体を楽しんでいるという、素晴らしい文化に触れることができました^_^

STAGE 4
AQUEDUCT
67km 獲得2082m
リザルト:完走 4時間36

STAGE 5
WHEELER
38.6km 獲得1690m
リザルト:完走 3時間55

STAGE 6
GOLD DUST TRAIL
47km 獲得1205m
リザルト:完走 2時間50

UCIポイント獲得

低体温、ダブルパンクなど激動の前半戦を終え、落ち着くかなと思ったら、ステージ4のAQUEDUSTもまたイジメです・・笑。登りは得意な方なんですが、ここでは登りというよりはテクニカルでパワークライムの区間が多く、うまく乗車できないとかなり足が削られます。はい、否が応でも削られました・・笑。

ステージ5WHEELERは、エグい。4000m地点近く、ここで神父さんを登らせて結婚式とは・・笑。焼いてくれたベーコンを渡してくれ、とても美味しかったですが、まだ噛み切れないまま、ロッキーの容赦ないボディーブローのダウンヒルに入る。次、参加する時は、必ずフルサス・ドロッパー必須ですよ!

僕が一番足に来たのは、ステージ6UCI男子エリート、女子エリート、一般という順番でスタートします。獲得標高、距離が短い分、スピードがえげつない。たったの3分間、世界のスピードを体感できたのは、大きな収穫でした^ ^ラストのフィードは、ビールでした笑

最後に、ゴール後いきなり呼ばれてインタビューされました(動画)。手話通訳、日本語通訳全くなしで、ぶっつけ本番・・身振りで伝わるよう頑張りました笑。この大会には、様々な言語を持つ人たちが集まっている。「それが魅力的だ!」多種民族、公平にリスペクトし合うアメリカらしい考え方でした^ ^


マウンテンバイク全日本選手権2020

開催期日:2020年11月8日  会場:富士見パノラマ カテゴリー:男子エリート リザルト:16位完走( 詳細はこちら ) 天候:晴れ コースコンディション:ほぼドライ 全日本選手権2019年 から1年4ヶ月。 本来なら9月に開催されるはずの全日本だが、 新型コロナウイルス感染...